ゴヤールサンルイ角破れ補修　～革あて編～

• ゴヤールサンルイの角破れ補修をご紹介いたします。別記事にて「底上げ」をご紹介いたしましたが、今回は「革あて」での補修をご紹介いたします。こちらの補修はより「強度重視」でのお修理となります。

  

• 角が擦れ毛羽立っている状態です。

  

• こちらのサンルイは全体的に生地が薄く弱い状態となっていた為補強する必要があります。また、破れが内側に貫通しています。底上げではまたすぐに破れる恐れが有る為、破れ箇所の上から革を当てて補強をする補修方法をご提案させていただきました。

  

• 内側も革をあててしっかりと補強します。

  

• 外側の様子です。革をあてますので見た目が変わりますが、以前よりも破れにくくなります。デザインのバランスを考慮し４角全ての革あてをお勧めしております。お客様のご希望と、ご依頼品の状態や構造により最善のお修理方法をご提案させていただきますので、ぜひご相談いただければと思います。